工務店・建築営業の新規開拓の為の飛び込み営業のノウハウ

まず、飛び込み営業そのものについての基本やコツは、過去に記事にしておりますので、そちらをご参照ください
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飛び込み営業で契約数が激増するコツ6選【個人宅営業初心者必見】
個人宅への飛び込み営業をされている方でどうしても売れない、契約がとれなくて困っているという営業マンの為に書きました。個人宅営業マンが実践すべき飛び込み営業のコツを6つに絞ってご紹介しております。これであなたは今より格段に多くの契約がとってこれるようになるでしょう!つまり営業という仕事がかなり楽になりますよ!歩合給ゲットも目の前です!
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工務店・建築営業の新規開拓営業-闇雲にインターホンを押さない
まずは飛び込み営業において、片っ端からピンポンを押していく事はやめましょうという話です。
そうなのですか?
そうです。まず大きく分けて2つの家に大別しましょう
1.世帯主が若い世代が住んでいる家。比較的築浅の家。洗濯物、車、自転車を見て判断できます → 土日祝・平日夕方以降
2.高齢者が住んでいる家。車は軽やひと昔流行ったセダン車が多い→ 平日
昨今はインターホンにカメラが付いています。それが自動録画になっているので、昼間仕事で留守の人も、日中どんな人が訪れていたのかが、すぐ分かる時代です
そうですね
だからあまり、頻繁に押してしまうと、印象が悪いです。ですので、1.世帯主が若い家は土日祝と平日の夕方に訪問します。2.は平日の午前から夕方の間に訪問すると効率的です
成る程
飛び込み営業で、もったいない事は、ピンポンを押して、主権者でない人が出てきて、そこで断られる事です。本当は主権者は興味がある事なのに、応対した人が全く興味がなければ、そこでシャットアウトされるわけです
成る程
だから可能な限り、ファーストコンタクトから主権者と会える事がベターなのです
成る程
後、家の周りも良く見て、お庭に置いてある道具をみれば、 DIYに興味がありそうかも なんとなく想像がつくはずです
確かに、おもむろにお庭に大工道具が置いてあったり、作りかけの本棚が置いてあったら絶対に興味ありますものね
そういう物を目視して確認することでそれにまつわる話だってできますからね
また、外から得られる情報としては、並びの両端の家は挟まれて建っている家よりもお金を持っているという事。両脇挟まれてスペースが無いより片方でも空いていた方が立地条件はよいですよね?だから土地が高値なのです。又、壁にひびがはいっていないか?などなどいろいろな情報が目視だけで確認できます
闇雲にインターホンを押さない
目視できる情報をよく取得しておく事

なぜ工務店を根付かせるのに飛び込みでやっているかの理由とプロフィールに重きを置く
さあ、次はトークの内容を決めていきます。トークを決めるときに重要なのは、必ず、「なぜ飛び込み営業をやってまで新規一転をめざしているのか?」と「あなたとお店の詳しいプロフィール」の2点を決めてください
意外ですね。素人目からみるとその辺はそれ程、重要ではない気がするのですか・・・
もしかしたらそう映るかもしれませんよね。しかしまだ小さい工務店で有名でもなく、誰もが聞いたことが無いお店なんてお客様からしたら怪しい会社でしかありません。ですのでプロフィールはしっかり作りこんでおきましょう!
成る程~
そうして商談時の冒頭で、なぜ飛び込み営業をしているのかと、自分自身と自社のプロフィールをじっくり話してあげる事で冒頭の警戒心を和らげます
世の中のトップセールスマン達はこの2つのくだりは間違いなく重要視しており、きちんと、抜けなくやっておりますよ
成る程~
いわゆる信用に値する人間ですよという事をアピールしているわけですね。ここがきちんと成立していなければ、この後、何を言っても、うさん臭さしかないから、営業トークが生きてこないのです
「なぜ工務店を根付かせるのに飛び込みでやっているかの理由」とプロフィールの説明に重きをおく

建築営業-中学生でも理解できる言葉で話すこと
つづいては、営業トークは「中学生でも理解できる言葉」で話す事を徹底してくださいと、いう話です
中学生でもですか・・・・?
そうです。ダメな営業マンの典型的な例として、自分自身で解っている言葉を、相手も当然解っているだろうとタカをくくって喋るケースがあります。はっきり言って、お客様は専門的な事に関しては完全無知です。そこに専門用語をぶつけても理解できるわけがないのです
成る程~だから話すレベルとして中学生でも理解できるレベルで話すと良いという事ですね
そうです!それくらいが丁度良いですね
営業トークは「中学生でも理解できる言葉」で話す

褒めて話を聞くを基本に雑談に花を咲かせる
ではまずお客様と接触しましたら、自分が何者でどの店から来ていて、何をお伝えに来たのかを伝えます。その後は雑談パートに入ります
雑談???ですか???
そう!雑談ですよ。ここでお客様と打ち解けて、心の壁を取り払ってもらう事が目的です
成る程・・・心の壁ですか?
そうです。雑談でお客様の話をようく聞いてあげたり、お客様の家の物を褒めたりすると、だんだんとお客様はあなたに心を開くようになっていきます
ここの雑談パートを抜きにして、いきなり商談に入っても、上手くはいかないです。なぜならまだお客様の中には、突然訪問して来たあなたはゴリゴリ営業マンかもしくは不審者にしか見えないからです
成る程
・・・と言ってもそこまで難しく考える必要はないです。とりあえずこの雑談パートで押さえておきたい内容だけ箇条書きにすると、
1.お客様にたくさん喋ってもらう。その為には「質問」する
2.あいづちやオーム返しを使ってお客様の話をよ~く聞く
3.お客様を褒める
この3つを抑えつつ、雑談に花を咲かせてください。町に根付く目的があるのでしたら地域の話をたくさんすることもベターですね
成る程
褒めて話を聞くを基本に雑談に花を咲かせる

建築営業の商品訴求のコツ
では、続いて、お客様にサービスや商品の説明や訴求をする時のコツを解説いたします。つまりお客様に魅力的に感じてもらえる為のトークですね
まさにそこが一番聞きたかった箇所です!ぜひ、お願いいたします!
このパートは営業において、花形とも言えるパートですね。お客様に魅力的に感じてもらう為のテクニックですからね
はい
ここは営業センスが重要になってくるようなパートなのですが、実は営業センスはほぼ、必要ありません。なぜなら型に当てはめて喋るだけだからです
成る程。ひな形があるのですね?
サービス・商品訴求のひな形=「従来は〇〇でした」+「だから問題は▽▽でした」+「これがわたしどもでは□□になります!」+「だから☆☆になりますよ」
上記の□□の部分が商品やサービスのメリットになります。☆☆はベネフィットです。つまり「メリットを受ける事により得られる恩恵」の事です
成る程
例えば、DIVの簡単な穴あけ作業を売る場合は、「従来はドリルそのものをご購入頂かなければいけませんでした」「ドリルを買おうにも高額です」「それがわたしどもは指定して頂いた箇所に安価で穴をあけるサービスを行っております」「ドリルを買ったと思って、別の用途にお金を回してください」こんな感じです
なるほど。すごく良いです!営業っぽいです!
もし「ベネフィット」の部分がイメージし難いようなら、メリットを受けるとその先に待っている“いい事”を当てはめると良いですよ
成る程
説明の基本の型↓
サービス・商品訴求のひな形=「従来は〇〇でした」+「だから問題は▽▽でした」+「これがわたしどもでは□□になります!」+「だから☆☆になりますよ」

工務店の営業-サービスの値段の訴求のコツ
次に商品やサービスの値段を訴求する場面のコツです。
はい!
値段訴求のコツは一つだけです。必ず商品説明が終わった後、それも”最後”に行うという事です
最後にですか?それはなぜですか?
お客様が「買うか」どうかを判断する時は、商品説明に対して感じた価値と実際の値段を比較してどっちが上回るかで判断します。商品説明に感じた価値が値段を上回れば「買う」となるのです
成る程
もし先に値段を言ってしまったり、説明の途中で言ってしまうと、上記の比較において、商品説明に感じた価値よりも値段が大きくなってしまい、「高っ!!」と解釈されて興味を無くされて終わりです
成る程~説明の途中だから、お客様は中途半端な商品のイメージのままジャッジしてしまうのですね。だから感じた価値が上昇しきれていない・・・
その通りです!
万が一、お客様に焦らされたら・・・どうしますか?
焦らしてください(笑)絶対に途中で値段を言ったらダメです。サービスや商品の良さが100%伝わっていないのにジャッジされたら意味ありません。「価格は後程お伝えいたしますね。楽しみにしておいてください」みたいに言って焦らす事です
成る程~解りました!
値段は必ず説明が全て終わってから出す

特別特典(おまけ)の価値を上げる伝え方
次は「おまけ」を追加する場合の話です。子供の頃に買ってもらったお菓子でおまけが付いていた物がありましたよね?あれってなんだかお得感がありましたよね?
ありましたね
ですよね。誰だってそう思います
はい!
特典は何でもよいですよ。例えば、もう一か所無料で・・・とか、キーホルダー一個プレゼントとか、100円ショップで探して綺麗に包装するだけで魅力的にも見えますしね
解りました。いろいろ探してみます!
おまけや特別特典を取り扱う場合の注意点として、必ず特別感を出してください。値打ちをつけると言いますか・・
特別感ですか?
定番で言うと期間限定特典ですよね。定番ですけど、いいアイディアが浮かばなければ「期間限定」でも良い位です
そして「おまけ」や「特別特典」は「値段」の後に言う事が伝え方のコツです
「おまけ」は後が良いのですね?
そうです。商品価値と値段を比較してもらっている時の最後のダメ押し的な意味合いで、「今回だけこれも付けちゃいます!」みたいな感じですね
成る程
「これだけじゃ、ないんだぞ!」とばかりに出すのがコツです
説明の最後に値段を出し、その後におまけを出す

工務店の新規開拓の営業のコツ-デメリットや注意事項は後出しでOK
これは実は営業そのもののコツなのですが、デメリットと注意点は、お客様が「買う」とか「サービスを受ける」と決断した後に出してください
えッ???後出しでいいんですか?むしろ、先に言ってしまった方が良いような気がするのですが・・・何か気悪くないですか?
いや、実は営業トークにおいて、商品メリット訴求と、デメリットを伝える部分というのは全く異なった目的を持っているので、”ごちゃまぜ”にはするべきではないのです!これ実はかなり重要な営業ノウハウです
へ~異なった・・・ですか?
そうです。メリット訴求部分の目的は「魅力に感じてもらい背中を押す」です。しかしデメリット訴求部分の目的は「クレーム防止」です
成る程
まだお客様が完全に魅力に思っていない状態だったり、背中を押されていない状態の時に、いきなりクレーム防止対策をしても意味がないです
成る程
クレーム防止は「買う」「契約する」「サービスを利用する」と決断された後に行う物です
そういう事なのですね
そしてデメリットを伝える時は、デメリット単体だけで説明するのではなく、メリット→デメリット→メリットのように2つのメリットとで挟みこんで説明するとスムーズに伝わります
成る程
例えば、「この椅子は背もたれの角度に職人の拘りがあって背の伸びをした時に丁度、背中が綺麗にフィットするので非常に気持ちがよいのです。しかしデメリット面では少し材質がザラついています。しかしそれを補うだけの値段でご提供いたしますよ」・・・こんな感じですかね
成る程~解りました!
とりあえず、ざっと説明してきたのですが以上です!何か質問等ありますか?
営業未経験者のわたしなんかでも果たしてできるのでしょうか?
誰にだって必ず「初めて」はありますよ。みんなそれを乗り越えてやってきているのです。大丈夫です!!
確かにそうですよね。誰にだって「初めて」はある!
そうですよ。頑張ってくださいね。後は「飛び込み営業」なんてものは「断られて」当たり前なのですから気楽に挑むべきですよ
解りました!
営業のコツ-デメリットや注意事項は後出しでOK
デメリット単体だけで説明するのではなく、メリット→デメリット→メリットのように2つのメリットとで挟みこんで説明する

このページのまとめ↓
◆飛び込み営業で最初にお客様に伝える内容は「飛び込みでやっているかの理由」と「プロフィール」
◆中学生でも理解できる言葉で話すこと
◆褒めて話を聞くを基本に雑談に花を咲かせる
◆商品やサービスを魅力的に伝える為の型に当てはめて訴求をする事
◆価格は最後に言う事
◆デメリットや注意事項は後出しでOK