【危険！】腕時計の防水性を正しく理解していないと浸水故障を招く

どうもご機嫌如何ですか？ティーヒロです★

では本日は腕時計の防水について話をしていきますね。

ビジネスマンが防水を気にするレベルというのは、海やプールに潜るというより、やはり雨に濡れても大丈夫なのか？直接水洗いができるのか？という部分が大きいと思います。

と、いうわけで本日は腕時計における防水効果についてご紹介していきますね 。

ではまず記事の使い勝手を向上させる為に、防水性能対応表から載せます。

注意しないといけない事はリューズの閉め忘れと、防水パッキンの経年劣化です。

わからなかったり、怪しかったら水洗いはしない事す。

腕時計の防水について理解する前に、まず理解しておかないといけない事は、「気圧防水」という概念です。

そうです！大体の腕時計は、「○○気圧防水相当」という表記がされる事が多いのですが、この気圧防水とは、その深さの水圧に耐えられるかどうかの指標です。

1気圧防水は10mを表します。記号で言うと、1bar=10mという書き方をします。

つまり1気圧防水(1bar)とは、水深10mまでの水圧に耐えられるという事です。

ちなみに気圧防水なんていう言い方をしましたが、単に気圧という言い回しをするケースも多いです。

そうですね！おおよそ、日常生活における汗や小雨程度であれば、2～3気圧防水あれば大丈夫です！

ただ実際、市場に出回っている腕時計での一般的に言われる「日常生活防水」と呼ばれるレベルは3気圧から5気圧が多いです。

はい。これが汗や多少の雨に打たれても大丈夫なレベルですね。

しかしこのレベルは、洗う目的で直接に水をかけたり、大雨に打たれるという場合は、かなり危険レベルなので、それは避けるべきです。

おっ！いい質問ですね！その答えは実はこの防水効果を表す単位は大きく分けて2種類あるという話の中に答えがあるのです！

防水性能を表す規格は2つ、日本ではJIS（Japanese Industrial Standard）、国際的にはISO（International Organization for Standardization）という機関が定めているのですが、

基本的に2つの規格には、それ程差はないのでJIS規格で説明しますね

結論から言うと、日常生活上における「防水用」と直接、水に入れられる「潜水用」とで表記の仕方が2種類あるのですよ。

そうです！日常生活防水用は、「bar（気圧）」で表示します。

そうです。対して、潜水用は「m（メートル）」で表すのです。

実際の表記としては、 以下の通りでそれぞれ〇の中に数字が入ります。

例えば「WATER RESISTANT 3bar」なら3気圧防水時計という事を表しています。略してWR3barと書くケースも多いです。

そうですね！だから「日常生活防水用」と「潜水用」で別れているという認識を持ってもらえればOKです。上記の表だとa.が 日常生活防水用で、他は潜水用です。

ちなみにあくまでも潜水して水中で静止させた場合の基準です。

はい。と、言いますのは、水中で腕時計をした腕を目一杯伸ばすだけで水圧は一気にグッと上がってしまうのですよ！

だから例えばDIVER’S 100m防水/10気圧防水相当モデルをつけて、ちょっと潜って思いっきり腕を動かせば、瞬間的に10気圧は超えてしまうのです。

だから上記の表で言うとDIVER’S100mで、腕時計を装着したままプールや海に入るのは危険で、せいぜい水洗い止まりなのです。

実際に海で潜ろうと思えば200m防水は必要なんですよ。 AIR DIVER’S200m防水相当を装着しておけば装着したままプールにも海にも潜れます。

まあ、余談ですがね。では次にどの程度の基準をクリアしていたらどの程度までできるのかをご紹介していきたいと思います！

日常生活防水で3気圧から5気圧防水は、汗や雨に濡れても耐えられるレベルの防水性です。

ですので、直接水をかけたり、大雨に晒してしまうのは危険です！気をつけてください！

はい！その程度なら大丈夫ですよ！

水深100mまでなら大丈夫ですが、実際に潜水して腕を思いっきり動かすと10barはすぐに超えるので、装着したらままプールや海水浴はできません。

ただ浅瀬で足だけ海水に浸して遊ぶ場合や、ヨットやボートで遊ぶ位なら大丈夫です！

はい。洗えますが、リューズの閉め忘れによる浸水の話をよく聞くのでそれだけは注意してくださいね。

あと、水道や蛇口からの流水というのが意外と外圧が強いので、洗面器に水を張ってその中で優しく洗ってください！

20barあれば、このレベルから実際に腕時計を装着した状態で水中に入れます。

一つだけ注意点は防水パッキンの劣化による浸水です。防水パッキンはどうしても経年劣化してしまうので、定期的にメンテナンスは怠らないようにしてください！

ここまできたら本格的な潜水を仕事にするダイバーさんでも装着したまま水に入れるレベルです。

ここまでくればビジネスマンや営業マンにはもはや関係ない世界になるのでご紹介はここまでとしますね。

もし休日にダイビングを楽しむという場合はこのレベルの腕時計を、趣味用で別に所持すると良いですよ。

はい！100m以降からJIS規格が、1種潜水時計という規格が与えられているのですが、これ以降はちゃんと耐塩水性についても定められておりますので、大丈夫ですよ！

まあ、何にせよ、実行する前には店員さんやメーカー、メーカー公式サイトのWebページ上で必ず確認するべきですね！