セイコーとは?ブランドの歴史について
セイコーの誕生は、明治時代にまで遡ります
1881年(明治14年)12月 →服部金太郎という男性が服部時計店を創業する。服部時計店では、中古の時計を買い取りして修理し売り出すという事業を行っていました。
1892年(明治25年)3月→精工舎(セイコーシャ)を設立。国産クロックの製造を開始。精工舎で製造した国産クロックは服部時計店で販売しました。
1896年(明治29年)→懐中時計「タイムキーパー20型」を発売。※この発売年数には諸説あるようです。
1917年(大正6年)10月29日 -株式会社服部時計店(英文:K. Hattori & Co., Ltd.)誕生。
1937年(昭和12年)9月 – 工場精工舎のウオッチ部門が分離独立→株式会社第二精工舎が誕生しました。(現在のセイコーインスツル株式会社)
1953年(昭和28年)8月28日→日本最初のテレビCMである正午の時報を放映開始します。
1960年(昭和35年)→グランドセイコー発売。まさに「世界に挑戦する最高級の腕時計を作る」の理念を実現させます。
1969年(昭和44年)12月 →アストロン35SQ1を発売。世界初のアナログクォーツウォッチです。
1970年(昭和45年)11月 →工場精工舎を分離し、株式会社精工舎が誕生しました。
1979年(昭和54年)→腕時計ALBAを発売します。
1983年(昭和58年)8月 – 社名を株式会社服部セイコー(英文:Hattori Seiko Co., Ltd)と改めました。
1988年(昭和63年) – 休眠していたグランドセイコーブランドをクオーツ時計で復活させます。
1990年(平成2年) – 英文社名をSeiko Corporationとしました。
1996年(平成8年)1月 – 株式会社セイコーオプティカルプロダクツを設立し、セイコークロック株式会社とセイコープレシジョン株式会社を設立しました。
1996年(平成8年)3月 – 精工舎のクロック事業をセイコークロックに、その他の精密・情報事業をセイコープレシジョンに分割しました。
1997年(平成9年)7月 – 社名をセイコー株式会社に変更します。
1998年(平成10年)→機械式腕時計でグランドセイコーの製造を再開します。
2000年(平成12年)6月 →ALBAの上位モデルWIREDが発売されます。
2001年(平成13年)7月 – セイコーウオッチ株式会社を設立します。
⇒ウオッチ事業を分社。事業子会社の
「セイコーウオッチ」、
「セイコークロック」、
「セイコープレシジョン」、
「セイコーオプティカルプロダクツ」
を統括する持株会社となります。
2007年(平成19年)7月→社名をセイコーホールディングス株式会社(英文:Seiko Holdings Corporation)に変更。
セイコーが引き起こした大事件「クォーツショックとは?
[セイコーウォッチ] 腕時計 ドルチェ クオーツ サファイアガラス 内面無反射コーティング SACM171 ブラック
世の中ではじめて機械式時計がクォーツ式時計に世代交代した出来事の事です。
元々の腕時計は「機械式」といって、ゼンマイを巻き上げてそのゼンマイが解ける力を動力源として動かすものでした。
精度も一日で40秒や60秒程ズレるものがほとんどだったのですね。
だから各時計メーカー達はこぞって精度の高い時計の研究と開発そして製造を切磋琢磨してきたのです。
そこへ1969年、日本のセイコーが『セイコー クォーツアストロン35SQ』を発表しました。
当時としてはとても珍しかったクォーツ時計です。クォーツ時計とは電池で動くタイプの時計の事ですね。
このクォーツ時計の精度は、1日あたりの誤差がわずか約0.2秒という事で、それまでの機械式をはるかに上回ったのです。
発売当初は、クォーツ式のモデルは最新技術を導入した高級腕時計でした。
しかし徐々に量産体制が整えられていったので、価格もだんだんとリーズナブルになっていくわけです。
対して機械式腕時計はつくりがとても精巧で精密な工芸品ですので量産が難しいですし価格も下げられないのです。
これは世界の腕時計業界に激震を与えました。
機械式腕時計が全然売れなくなったのです!
誰だって精度が良くて安ければそっちを買いますからね。
という訳でセイコーのクォーツ式腕時計は、それまで機械式が主流であった腕時計の概念を、根本から覆したわけです。
これが世界に広がっていき時計大国スイスやドイツの時計メーカーに大きな影響を与えていきます。
ざっくりですがこれが「クォーツショック」と呼ばれる時計業界の歴史に名を刻む出来事になったわけです。
セイコーを知る上ではぜひこのクォーツショックの事は知っておいた方がよいですね。
それでは次の項は、よくある”その他の疑問・質問”に答えていくQ&Aコーナーです!
腕時計「セイコー」について【Q&Aコーナー】
Q・腕時計の自動巻きとセイコースプリングドライブの 運針の動きはほぼ同じ?
Q・【セイコー5スポーツ】「スポーツ」は何を指す?
Q・セイコー腕時計の名前にあるsbdcとはどういう意味?
Q・【セイコー腕時計】電波時計機能で1番最高級モデルは?
Q・【セイコー5スポーツ】腕時計好きからしたらどうですか?
Q・【セイコーの腕時計】WIRED(ワイアード)の評価は?
Q・【自動巻きの腕時計】セイコーとシチズンどちらがおすすめ? /予算5万前後
Q・【ソーラー腕時計の日付表示】できるだけ正確に12時を越えたときに日付が変わるように調整したい
Q・【セイコーの機械式腕時計】の精度が劣化した→故障?
Q・【セイコー腕時計】1万円代の時計は安っぽく見えてしまう?
Q・【セイコーの機械式時計】発売してから何年後までオーバーホールや修理は受け付けてくれますか?
【質問】【セイコー】チタン製の時計、研磨で傷を目立たなくできる?
A. ダイヤシールドコーティングされていなければできます。
例えばブライトチタンのグレード5(通称64)チタン合金は研磨できます。
しかし純チタンにダイヤシールドコーティングされているモデルは研磨出来ませんのでご注意を。
チタンの研磨手順は以下の通り。
【研磨の手順】
・金属にも使えるサンドペーパーの500番
・プラスチック用の1000番以上の細かいサンドペーパー
・耐水サンドペーパーの1000番以上
1.まず金属にも使えるサンドペーパーの500番前後をかける
2.傷が分からなくなったらプラスチック用の1000番以上の細かいサンドペーパーをかける
3.耐水サンドペーパーの1000番以上を水に少しつけてかける
4.最後にグラノールでピカピカに仕上げる
グラノールとは、吹奏楽のトランペットを代表する金管楽器を手入れする時に使うものです。
傷が消えてピカピカになります。
グラノールはホームセンターで1,200円ぐらいで売ってますよ。
グラノール クリーナー 金属磨き 研磨剤入り 100ml
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